【日本橋三越前のパーソナルジム】動作・習慣改善トレーニング

健康やトレーニングを楽しむためのヒントになったら嬉しいな

足底診断から分かるカラダの傾向と対策

【O脚・変形性膝関節症・捻挫しやすいなどでお困りの方は歩き方を見直す】

【前回の記事の続きでもありますので、よろしければ参考までに】

arm-tokyo518.hatenablog.com

最近よくサッカー系のYouTube番組を観ているのですが、

その中で選手達が新しいスパイクを購入するという企画がありました。

 

専門のシューフィッターが足底診断をしてから、

その選手に合ったシューズを提案してくれるというもの。

 

全員が足底診断の機械に乗って足のサイズや幅、

体重がどのようにかかっているのかを測ってもらい、

その結果も見せてくれていました。

 

その結果を見て個人的に思ったのは、

元プロだったり良い選手ほど体重のかかり方が良く、

特に足指に体重がかかっていない『浮指』の選手は良くケガをしていました。

 

 

足の裏に対して体重は

「指」+「指の付け根」+「カカト」3点で支えられています。

 

割合で見ると

 

(足の指):(指の付け根):(カカト)

= 1         :   1             :  1   

 

浮指になって足指が踏ん張れなくなると

 

(足の指):(指の付け根):(カカト)

= 0         :   1.5         :  1.5

 

というように他の部分の負担が1.5になってしまいます。

 

 

耐えきれなくなった負担分が人によっては

「足底筋膜炎」や「カカトの痛み」「アキレス腱痛」「シンスプリント」

「膝痛」というように、どんどん上の方に上がって症状や痛みを出すようになります。

 

 

このような人ほど「歩き方」を修正して、

しっかりと足指で踏ん張れるようにする必要がありますね。

 

そうでなければ同じ症状をいつまでも繰り返すリスクを抱えたまま、

生活だったりスポーツだったりをおこなうことになってしまいます。

 

もし、靴を買う際に足底診断をすることがありましたら、

診断結果をちょっと気にしてみてくださいませ!

 

 

ここまでが『浮指』の補足となってまして、

前回の投稿の続きにもなっていますので、

良かったら前回の投稿もご覧いただけると嬉しいです。

 

 

そしてもう1

足裏の重心が内側と外側のどちらにかかりやすいのか?

というのも重要なポイント。

 

 

これが「靴擦れ」「O脚」「膝の変形」「捻挫のしやすさ」などに

大きく影響を与えることになります。

 

サッカー自体がサイドステップが多い競技なので、

外側体重になりやすく足の太いO脚の選手が多い要因の1つなのですが、

欧米の強豪国の選手ほど足が細くO脚じゃないのが興味深いところです。。

(これはまた別の機会に取り上げたいテーマですね)

 

 

外側に体重が乗るから、

骨格も外側に変形していくのは当たり前っちゃ当たり前の話です。

 

その特徴は2

足が内側に向いている(内反)

足が内側に入り込んでいる(内転)

 

 

その対処法としてシンプルなのは

「外側にかけられないような歩き方をすること」

として『二軸歩行』を指導しています。

 

 

ポイントとしてはまず3

つま先を外に向けること

足の前に2本の線を引いてその上を歩くこと

特に足の親指で地面を掴むようにすること

 

 

これは膝に痛みがある時や歩行のリハビリの時にも使いますし、

状態に合わせて「歩くだけで回復力を出す」「歩くだけで運動量

と筋力をキープできる」というように段階的にレベルUPしていきます。

 

 

というように前回の「靴擦れ」というテーマから発展して、

下半身系の症状全般に対する歩き方とちょっと広げ過ぎた感もあり、

分かりにくくなってしまったかもしれません。。

 

 

最後にちょっとまとめますと

 

個人差が大きいので人によって取り組み方も千差万別だけど、

 

『歩いて壊れたものは、歩いて治すしかない』

 

結局はここに至るのではと考えております。