【日本橋三越前のパーソナルジム】動作・習慣改善トレーニング

健康やトレーニングを楽しむためのヒントになったら嬉しいな

肩甲骨の動かし方の症例をいただきました

昨日「肩甲骨の動かし方」によって改善した症例をご紹介しましたが、
こんな症例もあったことを追加してくださいとクライアントのI様からご報告を頂きましたので紹介させていただきます。

その症例とは『首&肩コリが楽になった』とのこと、
I様ご協力心より感謝いたします。

デスクワークにより常に首〜肩がバキバキの状態だったそうで、
肩甲骨の動きから「肩甲骨を使って手を握る動作」がかなりお役に立ったようで何よりでした。

折角なのでここでまず、なぜデスクワークは首&肩コリが生じやすいのか?
ということを考えていきたいと思います。

単純に物理法則で考えると手は「作用点」、手を支えているのは肩なので肩は「支点」ということになります。
(手を動かして手がモノを動かすので力点と作用点はこの場合同じになりますが、そもそもテコの原理ではないので割愛します)

図にすると

                 (頭)
(手)ーーーーーーーーーー(肩)ーー○
作用点)        (支点)

すみません余計分かりにくいかもしれませんが(汗)

手が作用点として働くために肩はより支点として安定するために固定化、つまり固まっていきます。

この固まっていく肩に対して、ムリやり手の方から挙上して痛めることで段々と腕が上がらなくなっていくのが五十肩の1つの要因となっています。(もちろん他にも冷えとか要因はいくつもあります)

五十肩のリハビリメニューとして『懸垂』が有効であるというのも、手が鉄棒を掴むことで「支点」になり、肩が「作用点」になることで固まった肩を動かして解れていくからです。

個人的にはダンベル体操よりも遥かに効果を出しやすい印象を持ってます。

痛みのある状態での懸垂の指導はかなり経験が必要で、やる方も怖いのでかなり指導が難しいのですが、「肩甲骨から手を握る」指導はそういったリスクが全くないので安心して取り組んでいただくことができるのが良いですね。

セルフでも取り組んでいただくことができるので、
使い方(習慣)を変えることで「痛みがある時のケア」〜「ぶり返しの予防」まで同一線上でおこなえるのがポイントです。

かなり好評をいただいたので、来月以降もどんどん指導していこうと思います!

『生まれつきの病気や急性のケガ以外は全て生活習慣病

繰り返す痛みや慢性症状にお悩みの方は、
それは日々の生活習慣から見直すサインかもしれません。