山や川は生きているのか?
若い時の山は切り立っていて険しく、
川の流れも急峻で全体として荒削りである。
これは人間で言えば『青年期』に相当する。
やがて山は成熟し木々が生え、川もゆっくり流れるようになり、苔や魚も見られるようになる。
鳥が木の実を食べたり、多様性のある生態系が形成される様は人間でいうと最も盛りのある『壮年期』でしょうか。
山は川に削られて低くなり、川の流れも穏やかになり優しい形になる。
これは『老年期』にあたり、さらに経つと山はほぼ平らになりその一生を終える。
その生涯は人の人生と同じように、その時々において変化があります。
まさに人の一生のようであり、また四季のような変化を見せてくれます。
そして人の一生も四季で表すことができます。
『青春』『朱夏』『白秋』『玄冬』
というように色と季節によって見事に表現されるわけです。
悠久とも思われる自然の一生にも四季があり、
人の一生にも四季があって、もちろん1年の中にも四季がある。
変化は小さいかもしれないけど1ヶ月の間にも四季のようなものがあるし、突き詰めれば1日の中にも大なり小なり変化があって、そうやって循環し続けているんですよね。
僕たちが指導する4回のトレーニングにも四季があって、
お手本を見てひたすらマネをする時、時には頑張り過ぎてしまう時もあるだろうし、回復に特化する時や、ここにきて新たな発見をする時もあるでしょう。
それらは常に変化し続けながら循環して、短期から長期というように年間を通じた健康の管理へとつながっていきます。
ARMのレッスンは1回15分で月に4回がベースになっており、
「たかが4回」と思われるようでしょうが「されど4回」です。
季節に応じた、または季節そのもののような指導となるよう日々心がけております。